雛人形をしまうタイミングや、子どもの成長に合わせて
「そろそろ処分したほうがいいのかな?」
と考え始める方は少なくありません。
一方で、
- 雛人形を処分しても縁起は大丈夫?
- 捨てるのは良くないって聞いたことがある
- 買い替えたいけど、順番や考え方がわからない
といった不安や迷いを感じる方も多いのではないでしょうか。
雛人形は、単なる飾りではなく、
昔から子どもの厄を引き受ける存在として大切にされてきたもの。
だからこそ、手放し方やその後の考え方には、少し気を遣いたいところです。
この記事では、
- 雛人形を処分してもいいのか
- 縁起的に気をつけたいポイント
- 感謝の気持ちを大切にした手放し方
をわかりやすく解説しながら、
処分から新しい雛人形を迎えるまでの考え方を整理していきます。
雛人形を処分してもいいの?縁起は大丈夫?
雛人形は、昔から子どもの厄を引き受ける「身代わり」として大切にされてきました。
そのため「処分すると縁起が悪いのでは?」と不安に感じる方も多いですが、結論から言うと正しく手放すのであれば問題ありません。
本来、雛人形は一生持ち続けなければならないものではなく、
役目を終えたら感謝の気持ちを込めて手放すという考え方が、古くからあります。
成長を見守り、厄を受け止めてくれた存在だからこそ、
「もう必要なくなったから捨てる」のではなく、
ありがとうの気持ちを込めて送り出すことが大切とされています。
そのため、
- 処分すること自体が不吉
ではなく、 - 雑に捨ててしまうこと
が縁起的に避けたい行為と考えられています。
きちんと意味を理解し、気持ちの整理をしたうえで手放すのであれば、
雛人形の処分は決して悪いことではありません。
ただし、処分を決める前に、
「全部手放すしかないのか?」と一度立ち止まって考えるのもおすすめです。
雛人形は、飾り方を変えたり、一部だけ残したりすることもできます。
👉 雛人形を手放す前に知ってほしい|残す・組み替えるという選択肢
※雛人形が「身代わり」とされてきた背景や由来については、
👉 「雛人形の歴史と意味」の記事で詳しく解説しています。
雛人形の処分方法とおすすめの考え方
雛人形を処分する際は、「どうやって手放すか」がとても大切です。
処分=捨てる、というイメージを持たれがちですが、
雛人形の場合は役目を終えたものとして、感謝を込めて手放すという考え方が基本になります。
ここでは、代表的な処分方法と、それぞれに向いている考え方を紹介します。
ただし、雛人形はすべてを処分しなくてもいいという考え方もあります。
七段飾りが難しい場合でも、お内裏様だけ残したり、今の暮らしに合う形に組み替えるという選択肢も。
👉 雛人形を手放す前に知ってほしい|残す・組み替えるという選択肢
神社やお寺で供養してもらう
昔ながらの方法が、神社やお寺で人形供養(お焚き上げ)をしてもらうことです。
地域によっては、決まった時期に人形供養を受け付けているところもあります。
こんな方に向いています
- 縁起や気持ちを大切にしたい
- 直接持ち込める場所がある
- しっかり区切りをつけたい
ただし、
- 持ち込み日時が限られている
- 近くに対応している寺社がない
といった点には注意が必要です。
郵送で供養・処分してもらう
近年増えているのが、郵送で雛人形を供養してもらう方法です。
自宅から送るだけで、神社や寺院で供養・お焚き上げをしてもらえるため、
忙しい方や近くに供養先がない方にも選ばれています。
こんな方に向いています
- 自宅から簡単に手配したい
- 正式な供養をしてから手放したい
- 縁起面で不安を残したくない
処分に対する心理的ハードルが下がり、
「ちゃんと見送れた」という安心感を得やすい方法です。
やむを得ず自治体のルールで処分する場合
事情により供養が難しく、自治体のルールに従って処分するケースもあります。
この場合は、
- 白い布や紙に包む
- 「今までありがとう」と気持ちを込める
など、最低限の配慮をしてから手放すと、気持ちの整理がしやすくなります。
縁起的に絶対NGというわけではありませんが、
可能であれば供養という形を選ぶ方が、後悔は少ないでしょう。
おすすめの考え方:大切なのは「感謝して手放すこと」
雛人形の処分で一番大切なのは、
どの方法を選ぶかよりも、どんな気持ちで手放すかです。
役目を終えた雛人形に対して、
「長い間見守ってくれてありがとう」という気持ちを持って送り出すこと。
それができていれば、処分は決して縁起の悪い行為ではありません。
郵送で供養してもらえるサービスという選択肢
雛人形の処分方法として、近年選ばれているのが
郵送で雛人形を供養・処分してもらえるサービスです。
神社やお寺まで持ち込む必要がなく、
自宅から送るだけで供養してもらえるため、
「きちんと見送りたいけれど、時間や場所の都合が合わない」という方に向いています。
みんなのお焚き上げ(公式供養サービス)
雛人形やぬいぐるみなどを、
神社で正式に供養・お焚き上げしてもらえる郵送サービスです。
特徴
- 自宅から発送するだけで完結
- 神社での供養が明確で安心感がある
- 雛人形以外の人形もまとめて依頼可能
こんな方におすすめ
- 縁起や意味を大切にしたい
- 「捨てる」という行為に抵抗がある
- 気持ちの区切りをしっかりつけたい
楽天で手配できる雛人形供養・処分サービス
「楽天でまとめて済ませたい」という方には、
楽天で注文できる雛人形供養・処分キットという選択肢もあります。
特徴
- 楽天ポイントが使える
- 注文〜発送までがわかりやすい
- 手軽さ重視の方向け
こんな方におすすめ
- 楽天をよく利用している
- できるだけ簡単に進めたい
- ポイントを活用したい
処分方法はいくつかありますが、
その前に「今の暮らしに合う形で残す」という考え方もあります。
👉 お内裏様だけ残す・組み替えるという選択肢についてはこちら
無理に選ばなくても大丈夫
供養サービスは、
「必ず利用しなければならないもの」ではありません。
ただ、
- 後悔したくない
- 気持ちよく区切りをつけたい
- 縁起面の不安を残したくない
という方にとっては、
安心して手放すための選択肢のひとつになります。
処分したあと、雛人形を買い替えてもいい?
雛人形を処分したあと、
「新しい雛人形を迎えても縁起的に大丈夫?」
と不安に感じる方は少なくありません。
結論から言うと、雛人形の買い替えは縁起的に問題ありません。
むしろ、現代の暮らしに合わせて新しい雛人形を迎えることは、
自然な選択のひとつと考えられています。
雛人形は「一生同じもの」を使うものではない
雛人形には、
子どもの成長を見守り、厄を引き受ける「身代わり」という意味があります。
その役目を終えた雛人形を感謝して手放すのであれば、
同じ人のために新しい雛人形を迎えてはいけない、という決まりはありません。
昔は代々受け継ぐこともありましたが、
- 住まいの広さ
- 生活スタイル
- 価値観
が大きく変わった現代では、
その時々の家庭に合った雛人形を選ぶ家庭が増えています。
買い替えを前向きに考えていいケース
次のような場合は、買い替えを前向きに考えて問題ありません。
- 昔の雛人形が大きく、飾る場所がない
- ケース飾りやコンパクトなものに替えたい
- 子どもが成長し、好みや雰囲気が変わった
- 今の住まいに合った雛人形を迎えたい
このような理由は、
「縁起が悪い」どころか、
家族の形や暮らしの変化に合わせた自然な選択と言えます。
大切なのは「区切り」をつけてから迎えること
縁起的に意識したいポイントはひとつだけです。
それは、処分と買い替えの気持ちをきちんと切り分けること。
- 役目を終えた雛人形には感謝を伝える
- 区切りをつけたうえで、新しい雛人形を迎える
この流れを意識すれば、
買い替えに対する不安はほとんどなくなります。
新しい雛人形は「今の家庭」に合うものを
買い替えを考えるなら、
「立派さ」や「昔ながら」にこだわりすぎる必要はありません。
- コンパクトで飾りやすいもの
- 収納しやすいもの
- 色や雰囲気が好みに合うもの
など、今の家庭に合う雛人形を選ぶことが大切です。
👉 作家ものとブランドものの違いや選び方については、
別記事で詳しく解説しています。
新しい雛人形を迎えるときの選び方
雛人形を買い替えるときに大切なのは、
「以前と同じように選ぶこと」ではなく、
今の暮らしや家族に合ったものを選ぶことです。
立派さや価格だけで決めるのではなく、
無理なく飾れて、気持ちよく毎年向き合える雛人形を選びましょう。
飾る場所と収納のしやすさを優先する
まず考えたいのが、飾る場所と収納場所です。
- 毎年きちんと飾れるか
- 出し入れが負担にならないか
- 収納スペースに収まるか
これらを無視して選ぶと、
「出すのが大変で飾らなくなる」原因になりがちです。
最近は、
- ケース飾り
- コンパクトな親王飾り
- 収納飾り
など、現代の住まいに合った雛人形も多くあります。
雰囲気や色味は「家に合うか」で考える
雛人形は、数週間とはいえ室内に飾るもの。
インテリアとの相性も意外と重要です。
- 落ち着いた色合いがいい
- 華やかさを楽しみたい
- 木目調や和モダンが好み
など、
家の雰囲気に合うかどうかを基準に選ぶと、
長く大切にしやすくなります。
作家ものか、ブランドものかを知ったうえで選ぶ
雛人形には大きく分けて、
作家ものとブランドものがあります。
- 作家もの:表情や衣装に個性があり、一点もの感覚
- ブランドもの:品質が安定していて、選びやすい
どちらが良い・悪いではなく、
何を重視するかで向き不向きが変わります。
👉 作家ものとブランドものの違いについては、
別記事で詳しく比較しています。(※内部リンク予定)
「縁起」よりも「毎年飾れるか」を大切に
雛人形選びで縁起を気にする方も多いですが、
一番大切なのは、
毎年きちんと飾ってあげられることです。
無理なく飾れて、
「今年も出してあげよう」と自然に思える雛人形こそ、
家庭にとって良い存在になります。
自分たちに合った一体を迎えるという考え方
雛人形は、
誰かと比べるものでも、正解が決まっているものでもありません。
- 今の家族構成
- 暮らし方
- 大切にしたい価値観
これらに合った雛人形を選ぶことが、
後悔しないいちばんのポイントです。
まとめ|雛人形は「感謝して手放し、今に合った形で迎えるもの」
雛人形は、子どもの成長を見守り、厄を引き受ける存在として
長い間大切にされてきました。
そのため、処分や買い替えについて不安を感じるのは、自然なことです。
しかし、
役目を終えた雛人形を感謝の気持ちを持って手放すことは、
決して縁起の悪い行為ではありません。
むしろ、本来の意味に沿った、正しい向き合い方と言えます。
処分する際は、
- 気持ちの整理をつける
- できれば供養という形で見送る
この2点を意識することで、後悔のない選択がしやすくなります。
そして、処分したあとに新しい雛人形を迎えることも、
縁起的に問題はありません。
今の暮らしや住まいに合った雛人形を選び、
毎年無理なく飾ってあげることが、何より大切です。
雛人形は「一生同じものを持ち続けるべきもの」ではなく、
家族の形や時間の流れに合わせて向き合っていくもの。
感謝して送り出し、必要なタイミングで新しく迎える。
それも、現代のひな祭りのあり方のひとつです。
この記事が、
雛人形の処分や買い替えに迷っている方の
不安を少しでも軽くする参考になれば幸いです。
すぐに処分を決めなくても大丈夫です
雛人形は、
役目を終えたら感謝して手放すこともできますが、
暮らしに合わせて残す・組み替えるという選択もあります。
👉 雛人形を手放す前に知ってほしい|残す・組み替えるという選択肢
👉 雛人形はいつから出す?無理なく続けるための考え方
雛人形全体の選び方をもう一度整理したい方は、
こちらのまとめ記事も参考にしてください。
👉 雛人形の選び方総まとめ

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