西:分舎利仏土(ぶんしゃりぶつど)
西面の分舎利仏土ではなくなったお釈迦さまの舎利(遺骨)を分ける分骨をする場面です。
真ん中にお釈迦様の遺骨があり、その周りには分骨された仏舎利を納める容器が用意されています。
その周りに人々がいてまさに分骨されようとしているところです。
塔はもともと仏舎利を安置するところです。お釈迦様のお墓になります。インドでいうストゥーパ(仏舎利を納骨する円すい形の仏塔。日本の卒塔婆のモデルであり語源である)が日本の塔になります。
塔はたくさんあるけどそれのすべてにお骨があるの⁉
実際に本物のお骨があるところはあります。けれど日本ではほとんど伝わっておらず、供養した宝石などを代わりに収めたところがほとんどだそうです。
アショーカ王はインド統一を果たした後、全国8か所に奉納されていた仏舎利のうち7か所の仏舎利を発掘し、遺骨は細かく粉砕し、一粒一粒に分け、灰燼は微量ずつに小分けする作業を行って、最終的に周辺国も含めて8万余の膨大な寺院に再配布を実施した。(wikipedia)
ということで、インドではたくさんの仏舎利はあるようです。
このように分骨をしていく場面なのですね。
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