東寺・別格本山・観智院へ‼お庭を見てなごみました。

東寺の食堂(じきどう)の北側にある北大門から出て東側に観智院というお寺がありました。

金堂・講堂と宝物館と観智院の共通で拝観できる券を買いました。観智院はちょうど特別公開の期間中でした。(3月30日~5月25日まで)

客殿の床の間には宮本武蔵直筆の絵があったり他に茶室などあって落ちける空間でした。

中でも気になったのがお庭でした。

上の写真とは少し角度が違う写真です。

お寺の方で説明をされていた方がいてここから撮るのがおすすめとおっしゃっていたので撮ってみました。

ここからだと東寺の塔が写るということです。

庭を見ながら塔も見れていい感じです。庭だけ見ていてもなんだか心が和みます。

そして先ほどの説明されていたお寺の方が説明されていたことがあります。

上の写真の砂利のひいてあるところに黒っぽい岩が立っていてそこから水が流れ滝になっていて次の下の庭に流れていきます。

砂利の引いてあるところは水を表していて下の写真の方に流れていき、最後にこのページの一番上の写真の庭に流れていくとのことなのでした。

下の写真の左の後ろの方の廊下(橋)の下から庭に砂利(水)が流れ込んできています。

上の写真で手前に見える廊下(橋)が下の写真で左の後ろの方に写っているものです。

 


<観智院パンフレットより>

少し切れてしまっていますがパンフレットにある写真です。

上の方の小さい画像が(このページの一番上の写真)を正面から撮ったものになります。

大きく映っている庭は反対側から建物と庭を一緒に撮ったもの。

ちょうど建物と建物の間に緑の木が見えるところが下の写真の庭です。

 

この大きなお庭は「涅槃禄―長者の庭―」と呼ばれています。

この庭は真言宗律宗1200年を記念の慶讃大事業として新たに作庭されたものだそうです。

意外にほん最近作られたお庭だということでパンフレットを見てびっくりしました。

枯山水様式の庭は涅槃禄と称し、白川砂利の広がりの中に隠岐島の赤松、杉苔、吉野石、守山石等を巧みに配し、真言密教の無限の宇宙観と涅槃寂静の境地を表している。<パンフレットより抜粋>

 

枯山水の庭ではよく砂利を水(川や海など)に見立て、壮大な世界を表しているというのがよくあるように思うのですが、そういった砂利を水に見立てるような、岩で何かを見立てているような。見立てた一つの世界観があるというのがとても面白いなと思います。

なんとなく見ていた時にはただ敷き詰められた砂利の感じがきれいだなとか、なんとなく好きな感じだなとか思っていたものが、もともとどういったものかが断片的にもわかったら・・・同じものでもまた違った意味を持っていくのかなと思える瞬間でした。

そして、最初の一滴の水の流れからやがて川に流れ大きな海へとつながっていく。それをこの限られた空間の中にちゃんと取り入れているんだなとそういう感性がすごいなと思いました。

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